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こころの宝物を見つけに

出会いと別れの不思議な縁

みなさんはお正月に一年の計を立てましたか? 私は毎年繰り返し立てる固い決心があるのですが、どうしても合格点に達成できません。はずかしながら告白してしまうと“物をためずに片づけよう”という決心なんです。子供達には“整理整頓”と口うるさく言うくせに、我が身を振り返るととんでもない?! 研究課題の資料書類、毎月届くたくさんの厚い定期刊行物は言うに及ばず、映画のパンフレット、音楽CD、宅急便で注文すればすぐ届いてしまう新刊の本の山、いただいたり、自分でも使い切る前に買ってしまうので、林立する一方の化粧品のびん。やれやれ……。(夫の声)
「まあ、それは欲しいと思えばすぐ買ってしまう心の弱さですよ。お金のむだ使い。必要なものだけ買うべきです。買ったら、前の物は捨てる。スペースは限られています!」
私の尊敬する親友の家はすっきりといつも清々しいのです。「本は図書館で借りる。週刊誌はすぐ捨てる」。彼女はそう実行しています。
「でもね、私には図書館へ行くヒマないの」。言いわけはいくつでも見つかります。
17歳の長男も私に対して情け容赦ありません。
「ママ、整頓術の本を何冊買っても同じだよ。こういう本で更に大きなスペースを本棚に取ってるよ」
「はい。はい。でもこの本はよさそうよ。“挫折しない最後の整理法”」

物が大切で、愛着があり捨てられない。これが一番の原因ということはよくわかっているのです。でもその整理法の本で再確認できたのは、出会いと別れはさけられない、ということでした。人も物も人生にとっての大切さはどこか似ています。(整頓術は哲学にまで高められた?)

必要な時に、必要な人と出会い、互いの学びが終わった時にまた別の道へと別れていく。ただし、家族のつながりは、遠く離れても続く確かな糸です。それにしても一番の身近にいる元々は他人の夫婦という縁は不思議だと思いませんか?
長く共に暮らせれば幸運ですが、永遠の別れは必ず未来にあることを頭のどこかで思い出せば、互いの居ずまいも一瞬、正される気がします。
本との出会いも私には大切なことです。今月はみなさんにおすすめしたい本が2冊あります。

子育て中のお母さんに『見つめてごらん─気づきと癒しの子育てレッスン─』(佼成出版社・井上ウィマラ)。子供に向かい合う全ての人に『あたりまえだけど、とても大切なこと─子どものためのルールブック─』(草思社・ロン・クラーク)
どちらの本もわかりやすくシンプルに書かれていますが、荒れ果てそうな現代社会にあたたかい愛の力を呼びもどすためには、私たち一人ひとりの小さな努力と勇気が大切なことを思い出させてくれます。クラーク氏の数々のエピソードには胸が熱くなります。
人が人に愛を持ってかかわることでしか、未来の希望は生まれないのです。

 

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