line

◆ひとつの林檎
◆雨の向こう側に。
◆フワリと空に
◆愛について。
◆夜空を見上げて――。
◆アンテイキョウキュウ
◆星の夜空に。
◆鏡の中にいるわたし
◆キラキラやピカピカ
◆わかっていても
◆ゼラニウムとわたし
◆けやき並木に
◆あてがなくても
◆わたしが消える日
◆空を見上げて
◆ヘンテコなステップで
◆くらしの中に
◆ゆびさきに春
◆春の扉
◆わたしの夢
◆美しい晩に
◆空の劇場
◆星を飾れば
◆秋も深まる頃に

line

◆インデックス

わたしを見つける場所

星を飾れば

先日、ある百貨店の高級ジュエリー店から立派なカタログが送られて来ました。
なんでわたしに──? と思いながら、「2005秋冬ショップカタログ」と銘打たれたブックを開いて見れば、ダイヤモンドが降り注ぐジュエリーの写真が、次から次へと繰り出して来ます。プライスを見てみれば、数百万円からの白い輝きの世界です。
こんなジュエリーを身につけて、どこかへ行く人も世の中には居るのだろうけれど、そんな人達は息を切らしながらジュエリー店でダイヤモンドを購入するような人ではなく、駄菓子屋さんとまではいわなくても、高級チョコレート店でチョコレートを選ぶような調子で特別な場所でダイヤモンドを買う人達で、わたしにはとても遠い世界の人達です。
だけど、ダイヤモンドは素晴らしいものです。ほんの少しの光を受けても輝いて、光のシャワーの中では恐ろしいほどに光り輝き、その矢を放ちます。
光の色は虹の色、宇宙のロマンチックさを感じます。人間の手では、決して造ることのできない宇宙の力と時間が造った、この上ない贅沢な白く輝く石です。

line

わたしは、夏に冬に夜空を見上げては星を見るのが好きです。それはベルベットの上に撒き散らしたダイヤモンドの瞬きに見えて、いくら見ても見飽きることがありません。
だから、ダイヤモンドは夢のようなものだと思うのです。耳たぶや胸や指にダイヤモンドをつけたら、身体に星を撒き散らしたようです。それは夢のようではありませんか。夢を身につけるなんて、なんて素敵なことでしょう。
その美しさゆえにとても高価な石となったダイヤモンド。だからこそ、わたしはダイヤモンドを見る時に、星を見て美しいと思う気持ちで見たいと思うのです。そんな素直な気持ちでダイヤモンドが見られたら、こんなわたしでも、ひと粒のダイヤモンドを身につけることができるのではないかしらと思ったりしているのです。

 

Page up

 

Copyright (c) 2001-2007 Rissho Kosei-kai. All rights reserved.