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先日、ある金曜日の夕方に、大変にお世話になっている、とても尊敬する帽子デザイナーの先生のお誕生日のパーティと大好きなフランス人女性のジュエリーデザイナーのレセプションがありました。どちらの会にも、なにがあっても出席したくて、タクシーであちらからこちらへ忙しく移動して出席させて頂きました。

帽子とジュエリー──!! 絵を描くわたしとはとても遠くにあるような華やかな世界だけれど、それと同時にわたしにとっては自分の世界観でなにかを作り出してゆくという行為において、とても力を与えてくれる夢のある美しい世界でもあります。
先生の作られた帽子に触れる度、目にする度に、心が洗われてゆくような気持ちになります。自分が美しいと思う世界へ近づくためのストイックな姿勢が、そこに見えるからです。自分に向き合う大胆でセンシティブなパワーが見えます。
そして、大好きなジュエリーデザイナーの指環や腕環からも同じく輝くパワーが見えるのです。
それは、彼らの審美眼の素晴らしさ──、というよりも、自分にとっての本物がなんなのかを求める求道者のような一面が、彼らの作品を通じて多くの人に感動を与えるのではないのかと思ったりもします。
わたしはちゃんと自分に向き合って絵を描いているだろうか? 自分の世界観を大切にできているだろうか? そんなことを自分に問いかけた、それは貴重で美しい初夏の晩でした。
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