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◆ひとつの林檎
◆雨の向こう側に。
◆フワリと空に
◆愛について。
◆夜空を見上げて――。
◆アンテイキョウキュウ
◆星の夜空に。
◆鏡の中にいるわたし
◆キラキラやピカピカ
◆わかっていても
◆ゼラニウムとわたし
◆けやき並木に
◆あてがなくても
◆わたしが消える日
◆空を見上げて
◆ヘンテコなステップで
◆くらしの中に
◆ゆびさきに春
◆春の扉
◆わたしの夢
◆美しい晩に
◆空の劇場
◆星を飾れば
◆秋も深まる頃に

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◆インデックス

わたしを見つける場所

春の扉

春の陽差しがキラキラ光って、我が家のバラの木も新しい枝を延ばして、若い葉っぱをいっぱいつけています。これからいくつ小さな蕾をつけてくれるのかしら? ととても楽しみな季節になりました。

何か新しいことを始めるのにふさわしいような季節です。自然の力に後押しされるように、わたしも新しい世界を知ろうと教室に通うことにしました。わたしが4月から通うのは組紐教室。1年前から着付け教室に通い始めて、こちらはそろそろ卒業、和服に近づいて気がついた日本の様式美、まさか自分がこんなに日本的な世界に近づくようになるとは思いもしなかったけれど、気がつけば興味が深まるばかりです。どちらかといえば20代のはじめに行ったフランス旅行でフランスの色や形にあこがれて、フランスに近づきたかったわたしなのに、なぜか日本の様式美に心がときめくこの頃なのです。それは、「和服が着たい! 着物が大好き!」という気持ちとはちょっと違って、「日本に近づきたい」という気持ちに近いような気がします。もちろん着物を着れば楽しいし、なんだか特別な気持ちになるけれど、もっと、その向こうにある日本の技術に目を見張ったり溜め息をついたりする、深い世界へのあこがれです。

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もともとクラフト大好きで刺しゅうや編み物が好きだということも手伝って、着ることの喜びよりも作ることの楽しさに近づくようになってしまったのかも知れません。とはいうものの──、組紐もかなり根気の要る世界らしく、この仕事の忙しさの中でどうやって時間をやりくりするかが大きな課題です。だけど、この新しい世界の扉を開いたら、また新しい何かに出合えるのです。扉をひとつ開ければまた次の扉が待っている。まずはひとつめの扉を開けなくては何もはじまらないのです。新しい季節、新しい世界にドキドキするわたしです。そして、いつもフレッシュな空気で胸いっぱいにしていたいのです。

 

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