
人間って、そんなに強いわけじゃない。わたしだって、そうである。だから、やりたいことがあっても、自信がなかったりでぐずぐずとしていることなんてしょっちゅうである。かつて、「よしもとリーダーズカレッジ東京校」を立ち上げる時もそうだった。
「ビジネスマンのココロの元気作り」を目指して立ち上げたよしもとリーダーズカレッジの一校目の大阪校は、自分がやりたいという情熱と勢いで始まった。その後、いろんな人から「東京でも始めたら?」と話をいただいた。でも、当時、そんなに東京に人脈もなかったわたしは、不安のほうが先に立って、なかなか次の一歩を踏み出せずにいた。
5年以上も前のことである。

そんな時に、講演に行って知り合った、わたしと同じ年の当時のキヤノン労働組合の委員長の橋元くんと、飲みながらその話をしていた。彼は、わたしの話を聞いてくれて、「キヤノン労働組合がバックアップしてあげるから、東京校を立ち上げましょう!」と、言ってくれた。
この一言に背中を押されて、わたしは、東京校を立ち上げた。実際、彼が委員長を引退してからも、他のメンバーが引き続いてバックアップし続けてくれている。そして、この東京校出身のメンバーが、今では、完全に、よしもとリーダーズカレッジの中心となって活動してくれるまでになった。わたしにとって、東京校は、広がりとチャンスまでもらえる場所になった。
 
でも、あの時に橋元くんが背中を押してくれたことがどれだけ大きかったか・・・。人は、自分では「やらなければいけない」と、ココロのどこかで思っていても、不安で、誰かに背中を押して欲しい時っていっぱいある。
もっとも、この件だけではない。今から思えば、わたしは、いろんな人に背中を押してもらって頑張り続けてこられたんだと、つくづく思う。「お前しかいないよ」「お前がやらなきゃ誰がやるんだ?」「由里子さんが、やってください!」。その時、その時にかけてもらった言葉は違うけれど、本当にいろんな人に励まされてきた。そして、わたしも、誰かの背中を押してあげられる人間でありたい。

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