着付け編
昨年の元旦に着物を着る機会がありました。成人式のときは息苦しくて動きにくい印象が強かったのですが、このときは、背筋がスッとのび、気持ちが引き締まって着物を楽しめました。〈自分で着付けができたらいいなぁ〉と思い、着付けについて調べてみると、最低でも3カ月は教室に通わなくてはならないとのことでした。もっと手軽にできないものかと、友人に相談すると、「着付け初心者ならまずは浴衣から挑戦してみたら」とアドバイスをもらい、浴衣の着付けに挑戦しました。
必要なものは、浴衣・帯・腰ひも・着物ベルト・伊達じめです。浴衣は着物と違い、夏に着るものなので、涼しげに装うことがポイントだそうです。
まずは先生が着付けのお手本を見せてくれました。先生は説明をしながらも丁寧に浴衣を着こなしていき、あっという間に浴衣姿に。〈できるかなぁ…〉と心配する私をよそに、「では早速やってみようか?」と先生。〈教えてもらった通りにすればいいんだ!〉と思い、勢いよく浴衣を羽織ると、「浴衣や着物はバサっと羽織らず、なるべく静かに羽織るといいですよ」と早速指摘されてしまいました。浴衣はただ着るのではなく、一つひとつの行程を丁寧に仕上げていくのがコツだとか。しわを伸ばしたり、後ろ衿を調整したりと細かな作業を丁寧に行うことで着こなし方が全然違ってくるそうです。
先生に助言してもらいながら何とか着ることができました。一番難しかったのが帯のしめ方です。帯は前で形をつくってから後ろにまわします。一気にまわさないと形がくずれたり、まわし方が下手だと帯がさがってしまいます。「ふぅ」と私が一息つくと、先生が「最初にしては上出来、上出来! 暇を見つけて練習すれば夏までには綺麗に着こなせるようになりますよ」と言ってくれました。
普段はガサツで体力だけが取り得の私も、浴衣を着ているときは“女性らしさ”を意識するようになり、不思議と言葉遣いもおしとやかになるのです。今の私の楽しみは、浴衣を着て、おいしい日本茶をすすること。そうすると気持ちが穏やかになります。日本人であることに喜びを感じる瞬間です。
(スタッフ・ユウ)