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この人といると楽しいと思わせる人は、話し手にハナをもたせて、相手が話したくなるようなムードづくりのできる人です。それは思いやりの心がないとできません。
まずは、話しをする際にしてはいけない話題や話し方があることを覚えておきましょう。
1・「自慢話」
私達は、自分の自慢話を聞いてくれる人には好意をもちますが、自慢話をする人を嫌うものです。子供や夫の自慢など、自分の話はほどほどにしておくほうがよいのです。
2・「人の話をとってしまう」
例えば「私、昨日宮崎に行ってきたの…」と相手が話し始めるとすぐさま「宮崎に親戚がいるのよ、その親戚ったら…」などと人の話をとってしまう人。私が私が、という自己主張の強い人に多いようです。
3・「人の悪口」
人の悪口ほど面白いものはないといわれますが、相手が第三者の悪口を言ったら上手に話をかえるセンスをもちたいものです。そうでないと、相手に同調しただけであなたが言ったように伝わることもあります。
4・「言ってよいこと、悪いことがある」
例えば「今日、顔色が悪いわね」なんて言われると、気にしていた人はよけいに落ちこみます。本当のことでも、言ってよいこと、悪いことがあります。とくに身体的なことなど、本人が努力してもどうしようもないことや劣等感を刺激する話題もつつしみたいものです。
以上のことに気をつけたうえで、つぎには相手の関心を見ぬいて話すことが大事です。ゴルフをやらない人にゴルフの話をしても面白いはずがありません。何に興味があるのか、日頃から情報収集をしておくことも大事です。
それから、ほめ言葉がよい人間関係をつくることも忘れてはなりません。そのためにもほめる心をもちましょう。口先だけでほめても見やぶられます。相手のよいところを本気で見ましょう、さがしましょう! 性格や笑顔をほめてもよいのですが、そう思えなければ無理にほめる必要はなく、指がきれい、耳の形がよい、かわいい声などなどどこかよいところが必ずあります。人は誰でもあたたかい言葉を待っています。言葉には“言霊”という魂が宿っているのですから、あたたかい言葉をかければ、きっとあたたかい言葉がかえってきます。人を楽しくさせる話し方ができる人は、あたたかい心のもち主なのです。
岩下宣子(現代礼法研究所主宰・マナーデザイナー) |