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澤畠久枝
6歳と3歳の男の子を持つ37歳の母。夫の海外赴任に伴い、2004年4月からジュネーブへ。現在、育児の傍ら現地語であるフランス語習得のため、勉強中。

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暮らしエッセイ

ジュネーブの空から

ジュネーブでの暮らしは3年目。
言葉や文化、習慣が異なる環境にも徐々に慣れてきました。

我が家のイタリア年〜美しい街ヴェネツィア〜

ボンジュール!

ヨーロッパのほぼ中央に位置しているスイスは、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアに囲まれています。そんな立地もあって、車を数時間走らせれば他国へ…。特にドイツやイタリアには、行きたいと思いつつ、今年ようやく実現したのはイタリア行きでした。私の第一希望は、多くの人が「一生に一度は行ってみたい」と憧れを抱かせるであろう、水上の都市、ヴェネツィアです。

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鐘楼から撮影した、サン・マルコ広場

ジュネーブからは、車で7〜8時間かかります。行きは、ミラノで途中下車をして、帰りは、ジュネーブまで一気に戻ってきたので、主人は長時間の運転に、さぞかしお疲れだったことでしょう。
さて、憧れていたヴェネツィアの街はというと、“夢の浮き島よ!”と、話には聞いていましたが、まさしくその通りの街でした。ヴェネツィアを訪れた後も、夢心地のまま、“とにかく不思議な所だった…”という思いが、月日が流れても変わらないのです。この、不思議な感覚をどう説明すればよいのでしょうか。
ひとつには、観光シーズンだったこともあり、人、人、人は全て観光客?というくらい、人で溢れていました。また、ヴァポレットという水上乗り合いバスを多く利用したため、街の奥までは、歩かなかったせいもあり、生活感が感じられなかったのです。

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サン・マルコ寺院

その夢の浮き島、ヴェネツィアは、425年に誕生したとされています。漁業の暮らしから、次第に製塩業と水上運送業を発展させいきます。そして河川貿易に乗り出してゆくのです。繁栄していた時代を感じさせる建築物もありました。なによりも、この美しい景色は、ヴェネツィアが水上に出来た街だからこそで、神秘さをも感じるのでしょう。
どうやって運河に街を築いていったのか?と考えてしまいますが、以前、日本の放送でヴェネツィアを特集していた中で、運河に無数の釘を打ち込んで土台が築かれていく様子が紹介されていました。実際にヴェネツィアを訪れてみて、こんなに美しい大都市を築いた、その驚愕な大仕事を成し遂げた先人に、尊敬と敬意の念が湧き起こってきました。

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遠くからでも、ひときわ目立つ鐘楼

ヴェネツィアの中心サン・マルコ広場の正面には、サン・マルコ寺院があります。9世紀エジプトから運ばれた聖マルコの遺体を納めるために建てられました。この寺院に入るために、1時間以上は並びました。見所は、丸天井や洗礼堂のモザイク画です。そして、祭壇の後ろにあるために見逃してしまいそうな、パラ・ドーロは、この寺院を代表する宝物といわれています。まばゆいばかりの宝石類がちりばめられた美しいものでした。写真撮影禁止だったのに、結構、撮影している人もいましたね。鐘楼も見学しました。そこからは、ラグ―ナと街を一望できます。高さ96.8m、エレベーターで屋上まで昇れます。やはり待ち時間は長かったですね。

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運河に浮かぶヴェネツィアの島のひとつ

不思議な街の交通手段は運河上のみで、車はもちろんのこと、自転車も乗れません。それは、運河と運河を繋ぐための橋が非常に多く、その橋は階段で出来ているからです。河を行く以外は、歩くことが移動手段というのですから、このことも現実離れしていますよね。

オルヴォワール

 

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