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澤畠久枝
6歳と3歳の男の子を持つ37歳の母。夫の海外赴任に伴い、2004年4月からジュネーブへ。現在、育児の傍ら現地語であるフランス語習得のため、勉強中。

◆地球のどこかで
暮らしエッセイ

ジュネーブの空から

ジュネーブでの暮らしは3年目。
言葉や文化、習慣が異なる環境にも徐々に慣れてきました。

ルガーノ(Lugano)

ボンジュール!

初めて訪れたイタリア語圏は、ティチーノ地方のルガーノ(Lugano)。この地方には、スイス人はもちろん、北ヨーロッパの人々も好んで訪れているそうです。南国の雰囲気が漂い、一年中温暖な気候と美しい自然に恵まれた場所です。自然遺産としてモンテ・サンジョルジオが、文化遺産としてベリンツォーナが、それぞれ世界遺産として認定されています。また、スイスで第3番目の経済規模を誇る場所でもあります。歴史のある町々は、見所満載です。

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聖マリア・デッリ・アンジョリ教会のレオナルドダヴィンチの一番弟子が描いた「最後の晩餐」

ルガーノは、「チェレージオの女王」とも呼ばれる、プレアルプスの中でも最も魅力的な湖に数えられる湖岸に位置しています。また、エトルリア文明、ガリア文明、そしてとりわけローマ時代の初期の考古学上の発見物がたくさん見られ、また、『車輪の下』などの名作で知られるノーベル文学賞作家ヘルマン・ヘッセが、晩年の約40年、ルガーノ郊外のモンタニョーラに暮らしていたということで、彼のゆかりの地をめぐる、2時間ほどの散策コースもあるそうです。

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ルガーノ湖半沿いは、ヤシの木が立ち並び、南国の雰囲気が漂っています。

多く見かける教会の中でも、9世紀創建の聖ロレンツォ教会にある、正面に施されたルネサンスの彫刻は有名です。また、聖マリア・デッリ・アンジョリ教会を訪れましたが、教会内は、荘厳さと静かさを備え、観光名所であっても、瞑想に入る雰囲気が保たれた教会という印象を受けました。この教会は、レオナルドダヴィンチの一番弟子が描いた、最後の晩餐などの絵画やその他の作者が描いたフレスコ画で有名です。

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大規模な「フォックスタウン」を見てまわるには、とても一日では足りません

また、なんといっても、ルガーノの美しさを代表するのが、夜景です。友人から頂いた写真集「SWITZERLAND」には、表紙も含め、104のスイスの絶景が一冊に収められています。その中にも、ルガーノの夜景があります。実際に見た夜景は、私も思わず、「わぁー!きれい!」と叫んでしまったほどで、丘陵に建つ家々の明かりが灯ると、その光の宝石が、ルガーノ湖へ流れ込んでいくようで、実に美しいものでした。
他に、周辺の見所といえば、メリデにある、おとぎの国「スイス・ミニアチュール」があります。ここは、約1時間で、スイス一周ができる、スイスの主な見所(約100点)を、実物の25分の1のサイズで展示してあります。

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「アルプローゼ」チョコレートミュージアムでは、カカオ豆から梱包されるまでの行程をみることができます

また、メンドリーズィオにある大型アウトレットモール「フォックスタウン」には、約130店舗、日本でも人気のブランドも入っています。約30〜70パーセント割引で購入できるとあって、大勢の人で賑わっていましたが、その客層には驚きました。普段の生活では、あまりお目にかかれない、おしゃれな紳士やご婦人方、綺麗なお姉さま方々! 私は、ブランドにはあまり詳しくないのですが、「良い品を長く、大切に使う」という考え方で品を選ぶことは、楽しみ方のひとつかもしれませんね。
もうひとつ訪れたのは、カスラーノにある、スイスの有名なチョコレートメーカー「アルプローゼ」のチョコレートミュージアム。1957年創業、現在、年間8000トンのチョコレートを生産し、世界35カ国で販売されています。子供たちも大好きなチョコレートが、どのように出来ていくのか、ベルトコンベアに次々に流れていくチョコを、興味深く、いつまでも眺めていました。そして、ショップでは、しっかりお土産も買って……。

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写真集「SWITZERLAND」には、スイスの絶景が満載です

自然と絶景、建築、芸術、イベント、ショッピングにグルメなど、幅広い魅力をもっている場所、それがティチーノ地方の魅力でもあり、皆に愛されている場所であることが、良く分かりました。
スイス滞在中に、いくつの絶景を見ることが出来るのでしょう。とても楽しみです。

オルヴォワール

 

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