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澤畠久枝
6歳と3歳の男の子を持つ37歳の母。夫の海外赴任に伴い、2004年4月からジュネーブへ。現在、育児の傍ら現地語であるフランス語習得のため、勉強中。

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暮らしエッセイ

ジュネーブの空から

初めての長期海外生活。
ジュネーブでの暮らしは、まだ始まったばかりです。

ジュネーブのお祭り・エスカラード

ボンジュール!

華やかな装飾に彩られるクリスマス・シーズンの12月ですが、ジュネーブでは、クリスマスを迎える前に、ジュネーブ独自の大イベント「エスカラード」が行なわれます。

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エスカラード・仮装マラソン。友人曰く、毎年、どんなテーマにするかと、結構悩むのだそうです。

これは、1602年12月11日から12日にかけて、当時共和国だったジュネーブが、征服のため侵入してきた隣国の、サボワ王国兵を撃退したことを祝うお祭りです。
週末の旧市街では、マラソンや当時の衣装を身に纏ってのパレードなど、様々な催しが行われます。また、各地域、学校、幼稚園も大々的にお祝いします。
今年、第28回になるマラソンには、なんと2万人が参加。また、国内外にも有名な、中世の衣装を纏ってのパレードには、多数の参加希望者があり、例年では700名だった隊列を増やし、900名の大パレードとなりました。それでも1600人を断ったという話ですから、驚きです。

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地区で開催された、夜のパレード。子供達も寒い中、頑張って行進しました。

エスカラードのイベントには、スープがつきものなのですが、それには次のような故事があります。“城壁をよじ登る敵国兵士に、ジュネーブ住民のロワイヨームおばさんが、窓から熱いスープを浴びせて退却させた”というもの。
長男、次男、それぞれが通う幼稚園でも、お祝いをする日の朝に、各家庭からスープ用の野菜を持ち寄りました。
朝、野菜を届けた時は普通の服装だった先生方も、黒のスーツ、黒帽子、そして黒ひげをつけて男装に。子供達も、仮面をかぶり、着ぐるみや様々な衣装に変身して、お祭り気分一色でした。午後から仮装していくことを知らずに登園した長男と私は、驚いてしまいましたが、自分だけ仮装していないことに、寂しい思いをした長男のことを思い、夜のパレードのために、大急ぎでマントなどをつくり、気分を盛り上げました。

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故事にちなんで、エスカラードにかかせないスープ。見た目は、カレーのようです。

夜、子供達は再度集まり、ベルニエ地区の仮装パレードに参加します。そして、最後にみんなでエスカラードのお祝いのスープを頂きます。夜は一段と寒さが増していたのですが、スープをもらう長い行列を見て断念。冷え切って帰ってきました。
3歳までの子供達のための幼稚園に通う次男はというと、朝から仮装して集まり、タンバリンやマラカスなどの音の出る楽器を持って、11時頃から公園の中を行進しました。やっぱり、パレードをした後にスープを頂きます。どんなスープかと、興味津々で食べてみたら、コンソメスープに、小さく切った沢山の野菜が入ったもので、とてもシンプルな味でした。

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近所のパン屋さんで売っていたスープ鍋の形をしたチョコレート。かわいい練り菓子も入っていました。

12日当日は、学校で、スープ鍋の形をしたチョコレートを、砕いて食べるのだそうです。
来年こそは、子供達が気に入る衣装を、ちゃんと用意してあげよう・・・。

オルヴォワール

 

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