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澤畠久枝
6歳と3歳の男の子を持つ37歳の母。夫の海外赴任に伴い、2004年4月からジュネーブへ。現在、育児の傍ら現地語であるフランス語習得のため、勉強中。

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暮らしエッセイ

ジュネーブの空から

初めての長期海外生活。
ジュネーブでの暮らしは、まだ始まったばかりです。

お誕生会

ボンジュール!

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幼稚園のクラスメイトに祝ってもらった誕生会

ジュネーブでは短い秋を迎え、子供たちの新学期も始まりました。
スイスでは、「誕生日」というものがとても大切にされていて、長男の通う幼稚園では、親が依頼をし、園内でお誕生会を開くのが恒例になっています。
新学期早々私たちも、夏休み中に誕生日だった長男のお誕生会を幼稚園に依頼しました。

お誕生会では、ケーキやローソク、紙皿、スプーン、飲み物やゴミ袋まで、必要なもの一式を持参して、手作りパーティーを行います。
いよいよ当日。庭園の一角に、テーブルと椅子を運び出し、お誕生会のセレモニーが始まりました。ハッピーバースデイを歌ってもらい、ローソクの火を吹き消し、ケーキを食べます。そして、帰り際には、クラスメイトに飴やチョコレートを詰めたお菓子袋を渡すのです。この一年の間に、長男も何度かお菓子の袋を貰って帰ってきていたこともあり、「お誕生会」の存在を知りました。

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スイス発祥のアートプロジェクト、「カウパレード」。カラフルにペイントされた牛のオブジェに街のいたるところで出合います。アートを身近に感じてもらおうという趣旨で、チューリッヒから始まり、世界各地で行われているそうです。

また、幼稚園でのイベントの他に、自宅に招待して、お誕生会を開く場合もあります。誕生月の学校がお休みの日に日程を設け、お友達に招待状を配ります。長男も2回ほど招待状を頂き、出席してきました。その時は、夕方の時間に2時間前後、子供だけを招待してパーティーをするというものでした。その時に、約20フラン(2千円弱)のプレゼントを用意していくのが通例のようです。長男も、幼稚園以外の時間に、お友達の家で楽しく遊べたことが大変嬉しかったようです。
他にもいろいろなスタイルがあり、例えばマクドナルドの一角を貸し切って、親同伴でパーティーを開くというケースもあるのだとか。
さらに、興味深い習慣もあります。赤ちゃんが生まれると「名付け親」ということで「パラン(parrain)」と「マレンヌ(marraine)」を指名します。パランは父親が選び、マレンヌは母親が選びます。
実際に、名前をつけるということではなく、誕生した子供が成長していく過程で、親に万一のことが起こったときに、この名づけ親にあたる人たちが、その子供を責任を持って見守っていくという存在として、位置づけているようです。
子供が1歳の誕生日を迎える時から毎年、親戚や、その名付け親も誕生会に招待します。夫婦などのカップル単位で参加することが一般的なので、大イベントになります。また、子供のお友達を招待するパーティーは、長男が出席した時のように、これとはまた別に、開催するようです。
親にとっては、忙しい子供の誕生月となるのでしょうが、子供にとっては、なんとも幸せな習慣だと思いました。子供の誕生日は、元気に成長してくれていることに深く感謝をする日なのですね。

オルヴォワール

 

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