ヴヴェイとモントルー
ボンジュール!
この夏、一度訪れてみたかった街、ヴヴェイとモントルーに行くことができました。
まず感動したのが、街に向かう途中の高速道路から見下ろす、山と湖の美しさ。その素晴らしさにすっかり魅了されてしまいました。
その絶景を初めて見た瞬間は、実に衝撃的なものでした。激しく心打たれ、全身が震えるような感動で包まれました。大自然の力に心から感謝の念が湧き、思わず涙がこぼれそうになりました。
さて、ヴヴェイとモントルーの位置ですが、レマン湖を目に例えると、ジュネーブが目尻のあたりに位置し、ヴヴェイとモントルーが目頭のあたりというように、ジュネーブとは、湖の対岸といった位置関係にあります。
また、ヴヴェイの街並みは「静」、逆にモントルーは「動」という印象を受けました。同じ湖畔にありながらも、こんなに違う印象を与えてくれるふたつの街。
ヴヴェイは、チャップリンの愛した街として有名で、その静かな街並みは、穏やかに心癒される、ほんとうに静かな場所です。ネスレ社の誕生の地でもあり、写真・食物・玩具博物館があります。
それとは対照的なモントルーの活気あふれる賑わいは、毎年開催されるジャズフェスティバルの期間中でもあり、さらに際立っていました。美しいホテルが立ち並ぶ街中や、そこを訪れる人々の様子も、とても興味深いものがありました。
高山植物園があり、ハイキングも楽しめる登山鉄道やケーブルカーは、日本人の持つスイスのイメージにピッタリな景色を見せてくれます。
そして、バイロンの詩でも有名なシヨン城が、美しい湖畔に面し、壮大な古代の城壁を見せてくれました。
この城が建つ岩盤には、青銅器時代人、そして後にはローマ人が居を定めていたそうです。11世紀から13世紀にかけて大規模な拡張工事などが行われ、19世紀末に修復工事がありました。
城内の見学は、まるで迷路のようで、案内所の順路どおり進まないと出られなくなりそうでした。印象的な所は、やはり牢獄、絞首台の場所でしょう。おもわず合掌せずにはいられませんでした。
現在も、ロマネスク様式の旧建造物の一部が、住居として使用されているということで、とても驚きました。ただ、シヨン城のさまざまな歴史を思うと、とても暮らしてみたいという気にはなれませんでしたが……。
どちらも美しく個性的な街でした。
「また訪れたい!」
そう思える場所がまたひとつ増えて、心豊かな気分に包まれたひとときでした。
オルヴォワール |