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澤畠久枝
6歳と3歳の男の子を持つ37歳の母。夫の海外赴任に伴い、2004年4月からジュネーブへ。現在、育児の傍ら現地語であるフランス語習得のため、勉強中。

◆地球のどこかで
暮らしエッセイ

ジュネーブの空から

初めての長期海外生活。
ジュネーブでの暮らしは、まだ始まったばかりです。

アルプスの国

ボンジュール!

「アルプスの国」といわれるスイス。富士山より高い4,000メートルを超える山々が、なんと38もあります。国土のほぼ60%が欧州の屋根「アルプス山脈」で、10%が「ジュラ山脈」で占められていて、平地の割合は少なく、4%が湖と河川という、まさに山岳国です。視界に飛び込んでくる山々は、貫禄、迫力いっぱいで、中でも凛とそびえ立つモンブランの姿は美しく、私も魅了されてしまった一人です。

当然のことながらこの国では、夏場はハイキング、冬はウィンタースポーツなどが、手軽に楽しめるのです。
スイスの学校は休日が多く、夏休みは約2ヶ月あり、秋休み、冬休みの他にも、スキー休み、イースター休みなどがあります。州によって異なりますが1週間程度ずつあるようです。

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ジュラ山脈にあるスキー場にて、そりを楽しむ家族

私たち家族は、この「スキー休み」を利用してスキーに行くことに。とはいえ、あの有名なシャモニ・モンブランへも1時間30分で行けるほどで、たくさんのスキー場が点在しています。どのスキー場を選ぶかだけでも、ひと苦労。そこで、仲のいい日本人ファミリーに案内してもらい、車で約30分、ジュラ山脈にあるスキー場へ行ってきました。
ジュネーブの冬は、曇りや霧の出る日が多く、街の人々は太陽が恋しくなります。ところが標高1,000メートル以上のスキー場では、霧も見下ろすほどになるので、「さんさんと降り注ぐ太陽が恋しくてスキー場へ足を運ぶのよ」という心境になるのだとか。その日は、素晴らしいお天気にも恵まれて、家族共々、心身ともに癒されてきました。
スッキリ晴れ渡った空と、眩しいほどの太陽、そして真っ白なゲレンデ。3歳以上のスキー教室も手頃な値段で入れるのだと教えてもらいましたが、我が家は、とりあえず“ソリ”から。それでも、十分楽しめました。

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レマン湖畔から見たシャモニー針峰群

スイスの、寒く、暗く、長い冬の楽しみ方のひとつが、このウィンタースポーツ。日本のように、室内で楽しめる場所はあまりないので、どうしても家に閉じこもりがちです。だからこそ、スキー場へ足を運び、ゆったりとした時を過ごすことが、地元の人たちの欠かせない“暮らし”の一部なのかもしれません。長くここに住む人の中には、「他にすることがない」という意見もあるようですが(笑)。
ここに生きる多くの人々が、自然と共存し、自然をこよなく愛し、木々や草花を愛でながら、心豊かに暮らしている。そのことが私にも伝わってくるのです。最高に贅沢で、幸福な生活のかたちなのかもしれないと、実際に暮らしを共にしてきた中で、実感として感じています。

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車窓から見えるモール山

木々の芽も膨らみだし、スイスの春のお訪れもあと少し。ジュネーブでの生活も、もうすぐ1年になります。沢山の花々に囲まれる季節がやってきます。

オルヴォワール

 

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