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◆地球のどこかで 暮らしエッセイ
さまざまな国での暮らしを経験。 支援活動に奔走する毎日を送る武田さんです。
楽しい道中
マンゴー、パパイヤ、ランブータンなどの南国の果物がいっぱい。
日本の各地では、道の両側に特産品を売る店が並び、車上の客を相手に商売している様子をよく目にする。新鮮なものが安価で手に入る。旅の楽しみの一つだ。ここタンザニアも、路上販売のパラダイス。その土地ならではの産物が並び、街よりも品物が安く手に入る。そこまでは日本と同じ。
手作りのいす。枝とプラスチックのテープで上手に編まれている。
大きな街に行くと、信号で止まる車やバスの乗客がターゲットになる。時には、炎天下、商品を手にした売り子が一つでも多く買わせようと一時停止しているドライバーの間を走り回る。売られているものもさまざまだ。出店には、季節の果物や野菜、草で編んだ工芸品、木炭等の産物、長距離客に人気のナッツやお菓子、飲料水などが、きれいに積み上げられ売られている。街中ではバラエティーに富み、ガムやお菓子、果物、飲料水、新聞紙はもちろん、暑い気候に合わせてなのか、ハンカチやタオル類もある。車の故障が多いからか、車の部品まで置かれている。恋人たちのデートスポットになっているビーチへの道すがらにはアクセサリーや花束までも売られている。時には愛らしい子犬やヤギなんかも登場する。この間初めて見てびっくりしたのが、扇風機!本当にこんな路上で売れるのだろうか? ついつい車を止めて聞いてみたくなる。
路上はどこでも売り場になる。
赤信号で止まると、前方から車の脇をぞろぞろと売り子たちが器用にすり抜けていく。見慣れている品物は見過ごせるのだが、そうでないものは珍しさについつい目がいってしまう。そうなると最後。売り子は待ってましたとばかりに、窓に顔を寄せて商品をピーアールしはじめる。意思表示をしないでいると、ずっとしがみついている。商魂たくましい。買う気がある時は窓を少し開けることになるが、そうなると大変。自分のものを売り込もうと、あっちからもこっちからも走り寄ってきて、あっという間に人だかりができてしまう。
信号待ちで買うには、ちょっと高価?
値段は交渉制。もちろん彼らの中では決まった金額があるのだが、相手を見て値段が変わる。ここで現地語がわからない外国人は、大幅に、時には3倍近く値段を吊り上げられたりする。ぼられたくない人は、事前にある程度値段を調べ、買い物に必要なタンザニア語を覚えておいた方がいいだろう。
短時間で必死に売込む人だかり。
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