◆日本と似ている? スリランカの新年の迎え方
◆結婚式
◆結婚式−2−
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◆空腹の日々
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◆2度ある事は・・・
◆ほこり多き街
◆厚い壁
◆雨の季節
◆音もなく忍び寄る恐怖
◆迷路の中の宝たち
◆Mamaと呼ばないで
◆頭は使いよう
◆洗面器の底の楽園1
◆洗面器の底の楽園2
◆季節はずれのクリスマス
◆5年に一度の熱い季節
◆とうとう上陸
◆楽しい道中

武田泰子
1965年、東京都生まれ。小さいころから外国が大好きで、これまでに訪れた国はおよそ30カ国。「給料をせっせと貯めては、旅行につぎ込み、あちらこちらと飛び回ってきた」と言う。その好奇心に加えて、ボランティアへの思いが高まり、8年前、一般企業を飛び出し、フィリピン、旧ユーゴスラビアをはじめとした国々で人道支援活動などを経験。現在、NGO(非政府機関)に所属する夫に同行し、スリランカでの支援発掘に力を注ぐ。海の向こうでの生活はまだまだ続く。

◆地球のどこかで
暮らしエッセイ

ウキウキ地球ウォーカー

さまざまな国での暮らしを経験。
支援活動に奔走する毎日を送る武田さんです。

頭は使いよう

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日常の光景。小さい頃から頭に荷物を載せているせいか、猫背の人をあまり見かけない。

荷物を運ぶ手段として、皆さんはまず最初に何を思い浮かべるだろうか?多くの人が「自動車」と答えるだろのではないだろうか。ここモロゴロの庶民にとっては、車を所有するなんて夢のまた夢。必要な時は、車を持っている人に頼むか、タクシーやバスで運ぶ。もっと身近な手段として、リヤカーや台車、自転車などもよく利用されている。時には「よくこんなに積んだもんだ」と思うほど、自転車の荷台に積み上げて運んでいる人も見かける。その分、バランスを失って道端で転がっている自転車もよく見かける。

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こちらの女性はたくましい。頭にのせ、両手にも荷物。それにしても、前は見えているのか?

実は、ここタンザニアには、もっと手近で便利な方法がある。「頭」だ。日本でも、美容で頭に本を載せて歩くのが流行ったことがあるが、そうそう簡単に出来る事ではない。しかし、こちらの人は、生活する上で必要な技術として、小さい頃から少しずつ覚えていく。毎日続けるうちに自然と首が丈夫になっていくのだろう。バランスも見事なもので、何から何まで載せてしまう。

これまで見たものは、野菜、牧草、水タンク等、このくらいは当たり前。ちょっと変わったものでは、くわ(柄の部分を載せて、くわの先の部分が頭の後ろにくる。写真でお見せできないのがとても残念)や薪などもあったが、一番びっくりしたのはビール一ケース。もちろん中身が入っている。それを女性が軽々と頭に載せて、手も添えずに目の前を歩き出した時は、さすがに動けないぐらい驚いた。

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車道を堂々と移動するリヤカー。モロゴロでは、これが渋滞の原因だ。

うちのお手伝いさんの例をとると、初めて頭に物を載せたのは10才。直にバケツやかごを載せるのは慣れた人だって痛い。カンガ(タンザニアの布で、体にまとって服にしたり、風呂敷のように使ったりと便利)や草で編んだクッションを間に挟む。一番最初に運んだのは水。その頃は両手でバケツを支えても水がこぼれていたが、毎日続けるうちに少しずつこぼれなくなり、そして一年ぐらい経って手を使わなくても運べるようになったという。

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荷物を積みすぎて立ち往生している自転車。こういう時は、どこからともなく人が助けに来る。

街には水道設備が整っているが、村々ではまだ普及していないため、人々は共同の井戸や川まで水を汲みに行かなければならない。大変な仕事だ。夕方涼しくなると、村のあちこちから色とりどりのバケツを頭に載せた人たちが集まってくる。おしゃべり好きなタンザニア人、まさしく井戸端会議が始まる。その光景は、とても楽しそうに見える。
ところで、肩こりや首の痛みはないのだろうか。肩こりに悩まされている私にとっては、とても気になるところだ。いくら慣れているとはいえ、やはり同じ人間、痛みは避けられないらしい。その場合の対処はというと、ぬるま湯に塩を溶かし、それを痛い部分に塗るらしい。すると一週間ほどで痛みが消えるとか。どれほど効き目があるのか、一度試してみてはいかがだろうか。

 

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