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◆地球のどこかで 暮らしエッセイ
さまざまな国での暮らしを経験。 支援活動に奔走する毎日を送る武田さんです。
迷路の中の宝たち
うっかりすると、見過ごしてしまいそうな市場の入り口。この奥に、宝の山が待っている。
モロゴロに住むようになってから、楽しめるものを手探りで見つけてきた。その一つがショッピング。といっても日本とは大きく違う。小さい街とは言え、2軒のスーパーマーケット(日本で言うと、商店といった感じ)をはじめ、その他多くの商店、そして青空市場がある。市場では、野菜や雑貨など、さまざまな物を買うことができる。私のお気に入りは、サバサバ(サバは「7」という意味)マーケット。街の外れにある市場で、中に一歩入るとそこはまるで迷路のよう。所狭しと並ぶ店の間を、まさしく獣道のように通路が延びる。今でも迷子になりそうになる。
日曜日の古着市。沢山の人で賑わっている。すれ違うのもひと苦労。
タンザニア人は、とってもフレンドリー。歩いていると、あちこちから声をかけられる。その多くは、「チナ(中国人)?コリア(韓国人)?」という質問。私は、余裕がある時は「ムジャパニ!(日本人よ)」と笑顔で答える。店員さんは、英語は全くといっていい程通じない。だからこっちがスワヒリ語を勉強しないと、値切るどころかぼられてしまう。お陰で買物に必要な言葉はだいぶ身についた。今では顔なじみの店も何軒かできた。 日曜日になると古着市が開かれる。威勢のいいお兄さんが、日本の八百屋さんのような感じで「1枚500シリング(約50円)だよ〜」とリズムよく叫んでいる。活気がみなぎる。欧米から集まった古着だが、中にはまだ値札がついたブランド物の新品もある。店ごとに洋服が分類されているから、目的の服があったらチェックしてスタンバイ。炎天下だから、帽子は必須。木製の台に無雑作に積まれた山(写真参照)を崩しながら、お気に入りの服を見つけ出す。穴や汚れがないか、慎重に物色する。シャツやブラウスは1枚20円から、ワンピースは1枚100円ぐらい。
いつも笑顔で迎えてくれる米屋さん。何種類ものお米 を、きれいに山に積んでいる。
物が手に入るだけでなく、現地の人達との楽しい出会いが溢れている。市場の中は宝の山だ!
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