◆日本と似ている? スリランカの新年の迎え方
◆結婚式
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◆ほこり多き街
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◆雨の季節
◆音もなく忍び寄る恐怖
◆迷路の中の宝たち
◆Mamaと呼ばないで
◆頭は使いよう
◆洗面器の底の楽園1
◆洗面器の底の楽園2
◆季節はずれのクリスマス
◆5年に一度の熱い季節
◆とうとう上陸
◆楽しい道中

武田泰子
1965年、東京都生まれ。小さいころから外国が大好きで、これまでに訪れた国はおよそ30カ国。「給料をせっせと貯めては、旅行につぎ込み、あちらこちらと飛び回ってきた」と言う。その好奇心に加えて、ボランティアへの思いが高まり、8年前、一般企業を飛び出し、フィリピン、旧ユーゴスラビアをはじめとした国々で人道支援活動などを経験。現在、NGO(非政府機関)に所属する夫に同行し、スリランカでの支援発掘に力を注ぐ。海の向こうでの生活はまだまだ続く。

◆地球のどこかで
暮らしエッセイ

ウキウキ地球ウォーカー

さまざまな国での暮らしを経験。
支援活動に奔走する毎日を送る武田さんです。

雨の季節

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バケツをひっくり返したような雨が降り続く。庭は水びだし。

とうとう待ちに待った季節がやってきた。からっからに乾ききった大地を一気に潤すかのように雨が降り出した。これまで埃に苦しんできたのは、人間だけではない。あちこちにある緑の草木も、埃が積もって息苦しそうだった。ようやくシャワーを浴びることが出来て、生き返ったように輝きだす。

こちらの雨の降り方は半端じゃない。バケツをひっくり返したかのように……と言うが、まさしくその感じ。雨量もさることながら、その音に驚かされる。我が家の周囲は多くの木々に囲まれているため、風が吹くととてもにぎやかになる。そこに輪をかけて、雷が鳴り響く。ウルグル山脈の麓に位置しているため、雷もすさまじい。実は、嵐が苦手な私にとっては、頭の痛い季節がやってきたことになる。

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普段の庭の様子。眩しいほどの日の光に照らされた、埃だらけの草木。

ここでは山から流れてくる水を利用しているが、この時期になると水の色が赤くなる。少し時間を置くと、砂が沈殿するが、色はそのまま。疲れをとろうとお風呂に入ろうものなら、まるで鉄分の多い温泉のよう。成分が不明な分、癒されるどころかかえって気疲れする。お湯も限られているから、半身浴。正直、あまり気分のいいものではない。家の中にも雨が降る。天井には所々にシミがあり、かなりの歴史を感じる。いつか天井が落ちてくるのではないかと、不安が残る。

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雄大な自然に触れる毎日。その偉大さに声も出なくなるほどだ。

こういう天気だと、病気にもかかりやすくなる。特にマラリアは、雨で蚊が多くなるため発症しやすい。なので、病院は大忙し。周りにいる現地の知り合いも、頭が痛いだの、お腹がおかしいだの、色々と症状を訴えてくる。
朝晩はとても寒く、毛布は必需品。アフリカのイメージが、大きく塗り替えられていく。自然の偉大さを、また一つ見せつけられた。

 

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