◆日本と似ている? スリランカの新年の迎え方
◆結婚式
◆結婚式−2−
◆伝統の行方は????
◆突然の別れ
◆空腹の日々
◆ワンダーランド
◆2つの顔
◆2度ある事は・・・
◆ほこり多き街
◆厚い壁
◆雨の季節
◆音もなく忍び寄る恐怖
◆迷路の中の宝たち
◆Mamaと呼ばないで
◆頭は使いよう
◆洗面器の底の楽園1
◆洗面器の底の楽園2
◆季節はずれのクリスマス
◆5年に一度の熱い季節
◆とうとう上陸
◆楽しい道中

武田泰子
1965年、東京都生まれ。小さいころから外国が大好きで、これまでに訪れた国はおよそ30カ国。「給料をせっせと貯めては、旅行につぎ込み、あちらこちらと飛び回ってきた」と言う。その好奇心に加えて、ボランティアへの思いが高まり、8年前、一般企業を飛び出し、フィリピン、旧ユーゴスラビアをはじめとした国々で人道支援活動などを経験。現在、NGO(非政府機関)に所属する夫に同行し、スリランカでの支援発掘に力を注ぐ。海の向こうでの生活はまだまだ続く。

◆地球のどこかで
暮らしエッセイ

ウキウキ地球ウォーカー

さまざまな国での暮らしを経験。
支援活動に奔走する毎日を送る武田さんです。

伝統の行方は????

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伝統行事ともなると、溢れんばかりの信者が一日中祈り続けるお寺の菩提樹

ポルトガル、オランダ、そしてイギリスと、長い間ヨーロッパの国による植民地支配が続いてきたスリランカ。独立から約60年を経た現在、スリランカの人々は自国の自然を守り、自分たちの文化を基盤とした生活を営みながらも、他国の文化も上手に取り入れている。一方、若者の伝統離れが深刻化しているとも言われる。インド、スリランカといえば民族衣装のサリーを思い浮かべる人もいるだろうが、都会にいる若者のほとんどはジーンズやTシャツといったカジュアルな服装だ。

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植民地時代に広まったレース編み。今は観光用で残され、その手間からか、継承者が殆どいなくなっている

また、伝統行事も、徐々に軽視される傾向にある。こうした状況を年配層は危惧し、新聞にも特集記事が掲載されるほど。お正月のとある記事では、若者に「お正月の儀式をどう思うか」という質問が投げかけられ、主に10代の意見が紹介されていた。『伝統は大切だと思うけど、それよりも友達と過ごした方が楽しい』という声があれば『これまで続いてきた伝統を、親から引き継ぎ大切にしていきたい』という意見も見られた。
さて、スリランカは今後どのように変わっていくのだろうか。一旅行者としては、伝統をいつまでも尊重し、訪れる人々に「大切な何か」を思い出させてほしいと願っている。

 

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