◆鎌倉 寺社と美術館
めぐり(前編)

◆鎌倉 寺社と美術館
めぐり(後編)

◆房総 自然の空気を
深呼吸(前編)

◆房総 自然の空気を
深呼吸(後編)

◆秩父 シイタケ狩りと
カブトムシ捕り(前編)

◆秩父 シイタケ狩りと
カブトムシ捕り(後編)

◆京都・奈良 歴史の
香りに包まれる旅(前編)

◆京都・奈良 歴史の
香りに包まれる旅(後編)

◆箱根 富士と紅葉と
温泉、そして静寂(前編)

◆箱根 富士と紅葉と
温泉、そして静寂(後編)

◆人形町・浅草 夫婦で江戸情緒満喫の旅(前編)
◆人形町・浅草 夫婦で江戸情緒満喫の旅(後編)
◆番外編・第1回
交渉はエジプトの文化

◆番外編・第2回
エジプトでの癒し&
おしゃれ体験

◆番外編・第3回
巨大遺跡と雄大な
ナイル川

◆軽井沢・新緑の旅
(前編)
◆軽井沢・新緑の旅
(後編)

◆那須高原の美味しい
空気を満喫(前編)

◆那須高原の美味しい
空気を満喫(後編)

◆大自然を堪能する
アフリカ親子旅行(前編)

◆大自然を堪能する
アフリカ親子旅行(後編)

プチ癒し! 2万円で行く 元気充電旅日記

充実した毎日を送るための“元気”を充電!
少しの時間とお金を使って、気軽な気分で小さな旅に出ませんか?
楽しみ方はそれぞれ。心おだやかに、自分らしく暮らすための“プチ癒し”です。

まーの ひとり旅もいいんじゃない?〜箱根 富士と紅葉と温泉、そして静寂〜(前編)

 

●紅葉に出迎えられて

子どもが小さい頃の育児と仕事の両立は人並みに苦労したけど、ようやく高校生と中学生になった娘たち。結構なんでも自分でやれるようになった。出張の多い夫から「旅行でも行ってきたら?」なんて言われて、我に返える私。

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箱根登山鉄道の終着駅・強羅。平日なのに紅葉お目当ての人々で賑わっていた

「ひとり旅かぁ。箱根なら近いし、いいかもなぁ」
これまで箱根には社員旅行で一度行ったきり。近いからいつでも行ける気がして、なかなか足を運ぶ機会がない。ちょうど紅葉シーズン。紅葉を楽しむなんてことに時間を使ったこともないし、ちょっと贅沢な気分で、箱根の秋を感じに、旅に出掛けることにした。
早朝のロマンスカーで箱根湯本へ。昨日まで降っていた雨も上がり、薄日が差すなか、登山電車に乗り換え強羅へと向かう。
「これが紅葉かぁ」
山間を登るようにゆっくりと走る登山電車。窓には、何色もの秋色が混在する山々の風景が流れ、ときおり目前をすれ違う真っ赤に色づいたもみじに目を見張る。ほんの短い時間の、電車に揺られながら出合った風景に、静かな感動を覚えてしまう。
強羅からケーブルカーに乗り換え、さらに登る。運転席のすぐ後から前方を眺めると、終点の早雲山までまっすぐに伸びた単線路の両脇に、色づいた木々が続いているのが見える。

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箱根美術館の庭園。紅葉があまりに美しくて、その風景をカメラに収めることができない

どこもかしくも秋。箱根全体が秋色に染まっている。季節の真っ只中にいる自分を感じる。日々駆け足で過ぎる時間も、ここではゆっくりと流れていて、それを心地よく感じている自分に戸惑う。そう、旅はまだ始まったばかり。

●見どころを駆け巡る!

旅行ガイドを開いてみると、箱根にはたくさんの名所や旧跡、季節の風景、ハイキングコース、美術館、温泉、食事処など、さまざまな楽しみ方があった。

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大涌谷の立ち込める硫黄。韓国からの観光客が多く、ハングル語が飛び交っていた

「何がしたい?」と、自分に問いかけてみる。
ふだん都会の真っ只中でデスクワークばかりの私は、自然の中で癒されたいという思いが強い。美術館めぐりも温泉はしごも魅力的だけど、まずはゆっくりと紅葉を眺め、箱根から見える富士山を楽しみたいと思った。そして、時間の許すかぎり、箱根ならではの名所や旧跡にふれてみたい。初日は芦ノ湖を拠点に廻ることにした。
早雲山からロープーウェイに乗り継ぎ、大涌谷で硫黄を全身に浴びるのはお決まりコース。韓国からの観光客が多いのに驚きながら、芦ノ湖へ。さっそく箱根海賊船に乗り込む。ゆっくりと進む海賊船の甲板に立つと、箱根山の雄大な風景が一望できる。全身を吹き抜ける風がとても心地いい。が、しかし、どんよりと覆われた雲で、富士山の姿を目にすることは出来なかった。

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箱根旧街道杉並木。人が歩いてるのがわかりますか?ここだけ別の空気が流れているよう

<明日があるさ>と気を取り直し箱根町で下船、箱根関所跡、県立恩賜箱根公園を廻り、箱根旧街道杉並木に向かう。そこは樹齢400年近い大木が立ち並ぶ500メートルほどの遊歩道。木々を見上げながら歩いていると、スケールの大きさに驚き、ちっぽけな自分に気づかされ、ゆったりとした“ときの流れ”を感じる。そのまま徒歩で元箱根を抜け、箱根神社を参拝する。
<明日は富士山に合えますように……>
長い石段を降りていくと、芦ノ湖にせりだすように鳥居が立っている。その先をゆっくりと遊覧船が横切っていった。まさに静寂。しばしたたずむ私。

●箱根の旅スタイルいろいろ

東京からロマンスカーや高速バスを利用して短時間で来られる箱根だが、関西方面からも多くの人が訪れているようだ。友人、夫婦、恋人、家族、社員旅行、ハイキンググループ、ひとり旅……。箱根を訪れる人の年代やスタイルはさまざま。

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芦ノ湖に迫り出した箱根神社の鳥居。そこに立つと聞こえるのは水のゆれる音だけ

ゆっくりと季節を感じ、歩きながら体を動かし、芸術に親しみ、美味しいものをいただいて、どっぷりと温泉につかる。そんな贅沢な時間を過ごすための、さまざまなアイテムが用意されていて、人それぞれにチョイスできる。出掛ける前から自分らしい旅をコーディネートする楽しみがあり、それを体現できた喜びをかみしめ、自然と次回の計画が浮かんでくる。一日歩き回って、そんな箱根の旅の奥深さをあらためて感じる。
桃源台から程近い宿の、硫黄の香り漂う貸切風呂にひとり浸かりながら、明日の計画を再考する。朝起きて晴れていたら、箱根園に向かい、その日一番のロープウェイで駒ケ岳に上がろう。そうすればきっと雄大な富士山に出合えるはずだ。

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桃源台へ戻る箱根海賊船の甲板。気温も下がり、思わず船内に入ってしまった

静かな夜をゆっくりと過ごすはずだったが、「世界バレー」をテレビ観戦しながら、ベッドの上で大騒ぎ。日本チームが勝って気分は爽快だ。
<明日は、朝風呂に入ったら、ご飯食べて出発だ!>
いつになくぐっすり眠れて、あっという間に朝がきてしまった。

行程表
行程表

 

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