
皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年も皆さまにとって、実りある一年になりますことをお祈り申し上げます。
私は昨年の暮れ、無理が重なったのか、師走の忙しい最中に体調を崩して3日間ほど寝込んでしまいました。やはり、体の具合が悪くなると気分も落ち込みます。体調管理は自分の責任ですし、周囲の人にはまったく関係のないことなのですが、人の心情とは不思議なものでついつい「同情してほしい」という気持ちが起き、具合の悪さを周囲にアピールしてしまいがちです。
親しい仲であれば、態度から体調や心情を察してもらえるのでしょうが、初対面の方や職場の人間関係では、具合が悪いからといってただ黙って暗い顔をしていては、「あの人はなぜ朝から機嫌が悪いのか」「態度の悪い人だな」と誤解を招きかねません。
たとえ明るく振る舞うことができなくても、「今日は具合が悪いのですみません」という一言で状況はがらりと変わります。周囲にも「風邪を引いているのにがんばっているな」と、逆に好印象を持ってもらえることもあります。
このように、人の誤解を招くようなことはしないのが一番。互いに、相手に嫌な思いはかけたくないものです。たとえば、あなたに好きな異性がいるとします。好意を持っている人の前では、女性も男性も自分をよく見せようと普段より言動に気をつけますよね。気の持ちようも変わってきます。それと同じ態度で他の人とも接すればいいのです。
誰しも、好きな相手に「嫌な人」とは思われたくないもの。もし今、好きな人が自分を見ていたら、もしくは同じ場所に居合わせたら、と考えると、自ずと言動も変わってくるのではないでしょうか。それが人付き合いの作法につながるのです。
会話は、人付き合いにはなくてはならないもの。基本中の基本だからこそ、簡単なようでなかなか難しいのです。話下手でもいけませんし、饒舌過ぎても相手は引いてしまいます。会話とは、言葉や気持ちのキャッチボール。自分のことばかり考えるのではなく、相手が今何を一番話したいと思っているのか、時には聞き役に回って相手の話を引き出すことも大切です。
そこで必要なのが「あいさつ」です。たとえばお正月ですと「明けましておめでとうございます」など、日本には四季折々のあいさつがあります。季節のあいさつやさまざまな言葉を織り交ぜることで、昔の人は「社交」というものを盛り上げていたのではないでしょうか。
そういった日本の文化の中で、暦を大切にしています。私は特に六曜のうちの「大安」が好きで、会社の行事を行う時などはできるだけ大安の日を選ぶようにし、出会った人にも「今日は大安だからいいことがありますよ」なんてお話してしまうぐらい、とても大切にしています。
もちろん、生きていれば落ち込むこともありますが、人と触れ合う時はできるだけ、好きなことや楽しいことなど自分の中の「晴れの気持ち」を相手に伝えることで、会話が弾み、人間関係がよりよいものになっていくのです。
せっかく日本に生まれたのですから、日本に伝わる古き良き知恵を大いに役立て、素敵な会話からお付き合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
|