◆気持ちを伝える
“潤滑剤”

◆おもてなし編
「プラス1の心を大切に」
◆訪問編「ほどよい緊張感を忘れずに」
◆和心「茶道の魅力」
◆和服を楽しむ
◆より良い人間関係を築くには 『親しき仲にも礼儀あり』
◆より良い人間関係を築くには 「“切り替え”が成功の秘訣!?」
◆好かれる人の会話術
「“晴れ”の気持ちを
伝えよう」

◆自分の中の“温かさ”に気づく

 

◆プロフィール

素敵な女性になる秘訣

マナーを心得た女性は、女性らしさや美しさ、優しさがあふれています。
とても素敵ですよね。マナーは、相手への礼儀や思いやりとしての行いですが、
自分を磨くための方法でもあります。マナーを通した心磨きを学びませんか。

より良い人間関係を築くには 「親しき仲にも礼儀あり」

身近な人に対しても、ビジネスシーンでも、人と接する上で大切なことは相手に対する気遣いです。しかし、肉親にはどうしても甘えが出てしまいますよね。
私は仕事柄、国内外への出張が多く、家族とすれ違いの生活を送っています。だからこそ普段から、あいさつと連絡を心がけています。家族には、仕事以上の気遣いが大事だと思います。

illust

私は、出張の時は必ず、夜の決まった時間に電話を入れるようにしています。どこに出かけているのか、誰と会っているのか、いつ家に帰るのか。子供みたいに思われるかもしれませんが、親に心配をかけないことが一番の親孝行ではないでしょうか。
電話越しであっても、声を聞くことで体の調子が分かったり、何か心配事を抱えていることも何となく伝わってきます。仕事が忙しくてなかなかゆっくり顔を合わせて話せなくとも、電話を通して相手の状況が理解できると、お互いさま、不要な心配を避けることができます。ですから私は、やはりメールを使うよりも電話をかけるようにしています。
先日、海外旅行に出かけた妹が現地の連絡先を知らせずに行ってしまいました。海外なので妹からの連絡は来ない。私はすごく心配で、帰ってきた妹を怒ってしまいました。
我が家では昔から、家族の誰かが海外へ旅行に出る時は、現地の連絡先をご宝前に置いておくのが決まりごとでした。それを忘れた妹を、心配するあまりつい怒ってしまったのですが、私もしょっちゅう同じような失敗をしていることに気づきました。親しき仲だからこそ、心配をかけないよう、ちょっとした気遣いを心がけること。それが、大切なマナーだと気づかされました。

気遣いという面では、家族以外でも同じ。友人や会社の社員にも、言葉で伝えることが大事です。でもそれは、自分の気持ちを押し付けるということではありません。たとえば、相手の行為に対し心の中で「ありがとう」と思っていても伝わりません。しっかりと口に出して伝えていくことが、コミュニケーションの第一歩ではないでしょうか。
また、人さまに会う時は自分の気持ちの“張り”をいつもより一つ上げる。できるだけ明るい表情を心がける。それは、知人だけでなく、タクシーに乗ったときなども同じです。以前もお話ししましたように、自分がいい「気」を発していれば、自然と自分にもいい「気」が集まってくるのです。
相手の声をしっかり聞いて、そしてこちらも言葉で返す。当たり前のようなことですが、それが人と相対する上で一番大切なマナーではないかと思います。

illust

生きていれば、風邪を引いたり、落ち込んだり、うまくいかなかったりする日もあります。そのような時には、「この前は体調が悪くて嫌な態度をとってしまってごめんね」「心配かけてごめんね」と素直に謝れるような女性でありたい、私はそう思います。時には私も、家族に対し「疲れているから後にしてよ」ときつく当たってしまうようなこともあります。でも、「さっきはごめんなさい」と素直に謝ることができたら、その後の関係はよりよいものになると思いませんか。
小さなことかもしれませんが、マナーとは何か特別なことをするのではなく、あいさつをきちんとしたり、笑顔を心がけたり、些細な日常の行為の中に大事な要素が隠れています。
家族の間でできないことは、一般社会に出てもなかなかできるものではありません。「家庭・社会・国家」とつながっていく。これがマナーのポイントだと思います。

我が家のちょっとした“決まりごと”をご紹介します。
祖父母の代、もしかしたらそれよりずっと以前から続いているしきたりかもしれませんが、我が家では「年末年始」は家族そろって必ず家で過ごします。だから、これまで一度も、家以外の場所で年を越したことがありません。
12月28日に社員そろって鏡餅用のお餅をつきます。そして、30日には新年のお飾りの準備をし、大晦日と元旦を迎える。新年の三が日はお客さまが年賀のごあいさつにみえますので、家族そろってお迎えするというのが、益田家の年末年始です。
若いころはお友達と海外旅行に行きたいとも思いましたが、この歳になってみて、ご先祖さまや仏さま、神さまがいらっしゃる家を新年早々空けてしまうのはいかがなものかと思うようになりました。
両親共々、日ごろは仕事で家を空けることが多いので、せめて年末年始だけでも家族そろって過ごす。我が家の一番大切にしている決まりごとです。

皆さんそれぞれ、ご家族の間で大切にしているマナー、ルールがあるかと思います。そこには必ず社会に出て役に立つことが含まれているはずです。ぜひそれを忘れずにいてください。

 

Page up

 

Copyright (c) 2001-2007 Rissho Kosei-kai. All rights reserved.