
坐骨神経は、人体の中で最も太く、直径が約2センチあります。殿部と下肢の筋肉の運動や、下肢の外側と足の知覚を支配しています。坐骨神経痛は、この神経が支配する領域の筋力低下や知覚麻痺を伴います。

( 原 因 )
腰部の疾患である椎間板ヘルニアや馬尾神経腫瘍、脊柱管狭窄症などが主な原因となって起こります。また、冷えや疲れがたまると痛みが起こることがあります。

( 症 状 )
殿部から大腿後面、下腿外側面、足にかけての痛みが特徴です。
殿部から下肢にかけての重くだるい感じ、圧迫感や放散痛、電撃的な痛みなどさまざまで、原因によっては安静時にも痛みがあるものや長時間の歩行でも痛みが生じることがあります。

( 施 術 例 )
痛みの出ている箇所の凝り固まった筋肉を緩めるようにマッサージします。
冷えると痛みが増すので温めるとよいでしょう。

〈坐骨神経痛に効くツボ〉
「陽陵泉」
外くるぶしからひざに向かって真上になであげていくと、ひざ下に腓骨小頭という小さな丸い骨の隆起があります。その前下すぐのところです。
「足の三里」
ひざの骨のすぐ外下にあるくぼみから、指4本下のところにあります。
「崑崙」
足の外くるぶしの頂点と同じ高さで、足の外側のアキレス腱と骨の境目にあります。
坐骨神経痛の症状が軽い人がここを押すと鈍い痛みしか感じませんが、症状が重い人が押すとツーンと響く圧痛を伴います。

「承扶」
うつぶせに寝るとお尻の筋肉(大殿筋)の直下に横じわができます。そのほぼ中央にあり、軽く押すとひざの方まで響きます。
「殷門」
うつぶせに寝てひざ裏の関節の中央と「承扶」を結んだ線の真ん中にあります。手をおいて、指を左右に動かすと縦にすじのある箇所です。

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