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◆連載のはじめに
私と指圧マッサージの
出合い

◆基本編
◆肩こり
◆頭痛
◆腰痛
◆生理痛
◆疲労と倦怠
◆眼精疲労
◆冷え性
◆ストレス
◆坐骨神経痛
◆気管支喘息
◆便秘

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◆プロフィール

簡単! お家で指圧マッサージ

指圧マッサージ師・渡邉公子さんに、簡単に自分でできる指圧のポイントを紹介していただきます。
日々がんばってくれている体の疲れを、優しくほぐして軽くしてあげましょう。

連載のはじめに 私と指圧マッサージの出合い

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「指圧マッサージ治療院」を開業して8年が経ちました。私は普段、1人のお客様の治療に1時間かけています。本来、体は絶妙のバランスで保たれていて、ちょっと疲れたり、心のバランスが崩れたりしただけでも不調を感じるものです。そういう方に治療をしながら寄り添って、バランスを整えるお手伝いをさせて頂きたいと思っています。体はとても正直なので、精神的にいろいろなことを抱え、本来の自分が出せない時は不調を訴えてくるんですよね。お客様が背負ってきたものを、すべて取れないとしても少しでも楽になって帰って頂くのが私の願いです。

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私が指圧マッサージ師を目指したのは19歳のときでした。両親もマッサージ師をしているのですが、まさか自分も両親と同じ仕事に就くなんて思ってもみませんでした。
私は高校卒業後4年間、自衛隊の輸送隊員として勤務していました。当時、私は新入隊員を育てるお手伝いがしたいと思い、婦人自衛官の教官を目指していました。しかし、2年目の19歳の時、所属していたバレーボール部の練習で足の靱帯を伸ばすというけがをしてしまい、教官の夢を諦めざるを得なくなりました。
治療のため、はじめてマッサージの施術を受けたとき、父と母がどんな仕事をしているのかを知ることができました。患者である私の症状が少しでもよくなるように最善の方法を考え、症状がよくなると一緒に喜んでくれて寄り添ってくれる医師や看護師さんたちの温かさが、父と母がお客様に触れ合っている姿と重なりました。人の痛みや心に寄り添う素晴らしい仕事なんだと実感し、父と母のように、多くの方に必要とされて、人さまのお役に立って生きていきたいと、指圧マッサージ師を目指すようになりました。

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専門学校で3年間、東洋医学や解剖学、生理学などを学び、25歳で国家試験を受け、資格を取得しました。卒業後2年間は、両親のもとで働かせてもらいました。お客様の施術をさせてもらいながら、アイロンがけや食事の支度などの雑務もこなしていました。しかし、師匠であり親でもあるため、働くうちに娘としてのわがままと甘えが出てきました。外の世界にはもっといいものがあるのではないかという好奇心と自分の欲を満たすために、一度外に出ようと整形外科で働きました。興味本意で出たものの、見える世界は自分の求めている世界ではなかったんですよね。整形外科では機械を使っての施術がほとんどでした。私の学んできた、手で施術して、お客様とじっくり関わり合うということが出来なかった。毎日忙しかったし、自分から外に出たので弱音も吐けない。そこでは1カ月半しかもちませんでした。
辞めたら当然父と母が受け入れてくれると思っていました。でも、突っぱねられたんです。父と母は、私に、自分の行動に責任を持てる人間になってほしいという思いがあり、すぐに受け入れることをしなかったのです。父と母もつらかったと思います。私もふさぎこむようになり、しばらくは何も手につかなかった。その時に支えてくれたのが周囲の人でした。小さい頃からお世話になっている方が、私のふさぎ込んだ姿を見て、「私を施術してごらん」って言ってくれたんです。その方の施術をさせてもらったら、「きみちゃん。あなたはこれからだよ。やる時がきたね」って言ってくださいました。

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そのとき、その方が喜んでくれる姿や言葉を通して、私のやりたいことはこれなんだって確信しました。今までは、人と接する時、相手の顔色をうかがったり、私が我慢すればうまくいくという思いから自分を出しきれていなかった。でも、これからは自分に正直に生きていきたいと思いました。マッサージの仕事にしても、自分を飾らずにありのままで触れ合わせてもらうことが大切なんだと実感しました。
それから、開業を決意して、周囲の方々の協力のおかげで治療院を立ち上げることができました。2年間親元で働かせてもらう中で、お客様に向き合う姿勢や技術、心配りなどを学ばせてもらい、開業する時にとても役立ちました。また、整形外科で働いたことも自分の目指す道を再認識するいいきっかけとなりました。

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この仕事を通して多くの方との出会いを頂きます。時には治療院で私がお客様に相談にのってもらうこともあるんです。施術をしながらいろんなお話を聞かせてもらって、かえって私が学ばせてもらっているんですよ。私にとってマッサージは人と触れ合う手段の一つ。人の思いを分かりたいし、自分の思いも分かってもらいたい。ですから、一つひとつの出会いを大切にしていきたいと思っています。

今回、このような素敵な機会を頂きました。お役に立てるか分かりませんが、皆さんの思いに少しでも寄り添えればと思います。これからよろしくお願いします!!

次回から、症例をもとに指圧のポイントをお伝えしていきます。

 

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