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静功のなかでも基本中の基本といわれている練功の一つです。儒教、道教、仏教でも形をさまざまに変えて取り入れられてきました。坐功によって体得する効能は計り知れません。精神力、体力が共に強化されます。外の変化にばかり気をとらわれがちな私たちの意識を、静かに腰を下ろして内側へ向けます。坐る時間は15分から始めて、20分、30分と徐々に延ばしていきましょう。
時間帯はいつでもかまいません。坐る方位もどちらを向いてもかまいませんが、冷え性で気分が塞ぎがちな方は、太陽の陽気を吸収する東側を向いて坐り、常に忙しく頭痛がちな方は南か北に向かって坐ると、人体に流れる磁気の流れをより効果的に調節できます。


1 服装は衣服の乱れが気にならず、身体を締め付けないような服装にします。ジャージなどのスポーツウェアが望ましいでしょう。
2 坐り方は体に無理がかからない方法にします。座禅が最も望ましいですが、あぐらや椅子に腰掛けてもかまいません。
3 腰骨を立てて、背筋を伸ばします。頭のてっぺんに糸がついていて、上に引っ張られているようなイメージです。背中は反り返ってもいけません。
4 坐ったまま、上半身を揺らして体の中心を探します。上体をゆっくりと振り子のように左右に振ります。はじめは大きく、徐々に小さな振幅にしていき、自然に状態の揺れが止まったところが中心です。
5 中心が定まったところで、意識を丹田(おヘソから約5センチ下)へ下ろします。肛門が閉まり、下腹がズシリと落ち着いてきます。
6 目は軽く閉じるか、一筋の光が入るくらいに薄く開けます。
7 舌は上あごにつけます。口角を上げて微笑むようにすると、心に余裕が生まれてきます。
8 音は聞いても気に留めず、いろいろな考えが浮かんでも追わずに流します。心の中は「ウンー、アー、ホンー」と無心に真言(しんごん)を唱えます。

坐功の手印
手を組み合わせることで心が安定し、集中力が高まります。紹介した2種類は実際に両方試してみて、自分にシックリなじむ方を選んで続けてください。どちらも男性は左手が上に、女性はその反対に組みます。
両手を写真のように組み合わせ、親指の先が軽く触れるようにします。指に力が入らないようにしましょう。
日本でもお馴染みの組み方です。合わせた親指で卵形を作ります。坐っている最中に卵の形が崩れないようにします。
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