◆除雪ボランティア隊
「JENスノーバスターズ」
(前編)

◆除雪ボランティア隊
「JENスノーバスターズ」
後編)

◆アフリカへ毛布をおくる
運動(前編)

◆アフリカへ毛布をおくる
運動(後編)

◆農作業ボランティア
(前編)

◆農作業ボランティア
(後編)

◆森林の楽校(前編)
◆森林の楽校(後編)
◆BOOK MAGIC
◆絵本を届ける運動
◆山里の地域おこし
(前編)

◆山里の地域おこし
(後編)

◆フェアトレード(前編)
◆フェアトレード(後編)
◆楽器掃除ボランティア
(前編)
◆楽器掃除ボランティア
(後編)
◆ごみゼロ
ナビゲーション (前編)

◆ごみゼロ
ナビゲーション (後編)
◆新潟震災ボランティア
「おはなし隊」(前編)
◆新潟震災ボランティア
「おはなし隊」(後編)
◆上級救命講習(前編)
上級救命講習(後編)

何かできること探訪

更なるステップアップを目指すスタッフが、社会に目線を向け、
「何かできることはないか」を考え実践します。
生活のフィールドと発想の枠を広げるチャレンジです!

フェアトレード(前編)

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(写真提供:シャプラニール)

日常の中で、当たり前のように物が流通しています。私たちは安くて品質がよい物、銘柄のしっかりしている物、使いやすい物、好みにあったデザインの物……といったさまざまな視点から取捨選択し、物を購入をします。
今回は、物選びをするときの新たな視点の提案です。「誰がどんな気持ちで作っている物なのか」をショッピングのポリシーに加えてみませんか? 「フェアトレード」に取り組む「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」の活動にFOO.スタッフが参加しました。

特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会


●物を通して心をつなぐ

「フェアトレード」。直訳しますと「公正な貿易」でございます。皆さまの中にも、この言葉を耳にしたことのある方、多いのではありませんか? これは、開発途上国と適正な価格で継続した商品取引を行い、また、労働従事者に正当な賃金を支払うことで、持続的な生活向上を支えるしくみでございます。現地の自立を促すのに効果的な国際協力ですのよ。「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」(東京・早稲田)は経済的、社会的に厳しい状況にあるバングラデシュとネパールの方々が作製した手工芸品を輸入し販売していらっしゃいます。

シャプラニールでフェアトレード活動は「クラフトリンク」と呼ばれておりますの。「クラフト(手工芸品)を通じて地球上の人々をリンクする(つなぐ)活動と位置づけ、共に生きる姿勢を大切にしています」と広報担当の内山智子さんが教えてくださいました。このたび春夏商品の入荷に伴い、検品と棚卸作業を2日間にわたりお手伝いしてまいりました。

 

●よさを確実に伝えるための検品作業

まず1日目にさせて頂きましたのは、商品の検品。私が担当しましたのは「アローワイヤーハット」でございました。狭くて薄暗い倉庫の中で作業はひっそりとスタートしたのでございます。

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黄色いコンテナの前に導かれ、中身をのぞきますと、自然素材の風合いをそのまま生かしたお帽子がたくさん。「頭がきちんと入るか」「大きすぎないか」「形が悪くないか」「ほつれていないか」などを確認すべく、一つひとつをかぶりながら鏡の前でcheck!check!check! 確認作業を、重ねども重ねども検品するお帽子は一向に減らず……。でも、手を休めるわけにはまいりません。〈頑張るのよ、私! ネパールの方々の真心をお届けするために!!〉と自らを奮い立たせながら検品作業に励みましたの。中には見た目で明らかに頭周りの小さいものも。〈せっかく作って頂いたのに、ごめんなさいね。あなたさまの温もりは充分に伝わってまいりましたわ。でも、こちらを商品としてはお出しすることは出来兼ねますのよ。ごめんなさいね〉。泣く泣く私は、不良品用コンテナへお帽子たちを幾度か“さよなら”したのでした。

ここで少しお帽子の素材についてお話を。「アローワイヤーハット」の「アロー」は、ネパールの丘陵地帯、高度1500〜3000mの森林に自生しているイラクサ科の植物でございます。その茎から抽出される繊維を用いて衣類やマット、バッグ、魚網、ロープなどが作られており、とても丈夫な素材。その土地に暮らす人々の生活に密着している資源だそうなのですのよ。お花好きな私としては、さっそく花言葉をcheck! しかし、残念なことに、それはダークなイメージを有するものでした。「憎悪、悪意、残酷」だそうですが、根気良く調べましたら一筋の光が……「一致、和合」という意味もございました。まさしくシャプラニールさんの目指す世界を意味していらっしゃるではありませんか。ワイヤーが編みこまれているので、つばを自在に形づくれますのよ。ナチュラル素材の可愛いお帽子、ぜひお一ついかがでしょうか。

 

●商品に込められた思い

シャプラニールでは、直接生産者を雇用せず、現地の手工芸生産団体などと取引を進めていらっしゃるそうでございます。現地団体が、不良品のないように品質管理を行い、買い手であるシャプラニールに納品するしくみです。パートナーとする手工芸品生産団体を選ぶのに基準が設けられており、中でも、その団体が生産者としてどんな人を選んでいるかという点が重視されているのでございます。貧しい女性たちが、一家の働き手である夫を亡くしても、「女性」という理由で経済活動の機会が与えられません。同様に、例えば売春を行っていた女性や、男性も含めた少数民族や障害を持つ人なども同じように不平等な就労機会に直面しており、悪循環が生まれています。シャプラニールのパートナー団体は、こうした人々を積極的に雇用しているのです。

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(写真提供:シャプラニール)

たくさん扱われている商品の中で、目をひくのは、バングラデシュの伝統的な刺繍「ノクシカタ」があしらわれたテーブルクロスや小物類。「ノクシ」はデザイン、「カタ」は布という意味だそうです。元々は使い古したサリー(インド文化圏の女性が着る民族衣装)などを2〜3層にして縫い合わせ、刺し子を施して布団カバーや肌がけにして再利用するというリサイクルの技術から生まれたようでございます。ノクシカタのモチーフはベンガル地方の女性を取り巻く世界が使われており、現地では母から娘に伝わる刺繍の技術。女性の生きがいともなっているようでございます。

(スタッフ・エクラ)

 

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