◆除雪ボランティア隊
「JENスノーバスターズ」
(前編)

◆除雪ボランティア隊
「JENスノーバスターズ」
後編)

◆アフリカへ毛布をおくる
運動(前編)

◆アフリカへ毛布をおくる
運動(後編)

◆農作業ボランティア
(前編)

◆農作業ボランティア
(後編)

◆森林の楽校(前編)
◆森林の楽校(後編)
◆BOOK MAGIC
◆絵本を届ける運動
◆山里の地域おこし
(前編)

◆山里の地域おこし
(後編)

◆フェアトレード(前編)
◆フェアトレード(後編)
◆楽器掃除ボランティア
(前編)
◆楽器掃除ボランティア
(後編)
◆ごみゼロ
ナビゲーション (前編)

◆ごみゼロ
ナビゲーション (後編)
◆新潟震災ボランティア
「おはなし隊」(前編)
◆新潟震災ボランティア
「おはなし隊」(後編)
◆上級救命講習(前編)
上級救命講習(後編)

何かできること探訪

更なるステップアップを目指すスタッフが、社会に目線を向け、
「何かできることはないか」を考え実践します。
生活のフィールドと発想の枠を広げるチャレンジです!

森林の楽校(前編)

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「特定非営利活動法人JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)」の主催する、森林ボランティア活動「森林の楽校(もりのがっこう)」に参加させていただきました。森づくり体験や自然散策、地元の方たちとの交流を通して、希薄になってしまった森林と人とのつながりを取り戻すにはどうすればいいかを考えます。

JUON NETWORKの活動に関する情報はこちら


●「森林の楽校(もりのがっこう)」の活動とは

JUON NETWORKが主催する「森林の楽校」の始まったきっかけは、阪神淡路大震災だった。震災で住んでいた寮やアパートを失った学生たちのために、徳島県の林業関係者が、間伐材でつくったミニハウスを提供してくれたという。その後、被災した学生、被災地で携わったボランティア、そして徳島の間伐材の提供・加工に参加した人たちの間で交流が生まれ、学生たちが恩返しにと森業を手伝ったことが、現在の活動につながっている。日本の森林、林業、過疎地域の問題などを、あらためて考える機縁となったのだ。

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いよいよこれから林業体験が始まる。今年は特に多くの参加者が集まった

この「森林の楽校」は、森林ボランティア活動の入門プログラムであり、都市と過疎地域の人たちが交流しながら、共に森づくりに汗を流し、自然の大切さを学んでいく。1998年から始まり、これまでに全国11ヶ所で開催されている。
今回の「森林の楽校」は、群馬県の奥利根にある「水源の森」において、「自然ふれあい楽習プログラム」として行なわれた。


●苗木を守り育てる

奥利根は周囲を山々に囲まれ、大自然に包まれた緑あふれる場所だ。天候にも恵まれ、主催者・参加者合わせ約50名ほどとともに、2日間のプログラムに参加した。
水源の森は、利根川最上部の支流のひとつである湯の小屋川沿いにあり、奈良俣ダムや藤原ダムの集水域に位置している。標高900メートルから1200メートルの南向きの斜面に広がる森林は、カラマツやスギなどの人工林と、ミズナラ・ヒバ・ヒメコマツなどの天然林からなる混合林で、日向倉沢という小川も流れており、カモシカやトウホクノウサギなどが生息する生態系ゆたかな森だ。

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ブナ林を作るための大事な下刈り作業。皆真剣そのもの

林業体験プログラムは、各自ヘルメットを着用し、鎌を片手に「下刈り」作業から始まった。植えられたブナの苗木の成長を助けるために、周辺の雑草を刈る作業だ。苗木の横には目印の棒が立てられ、どこに苗木があるかは一目瞭然。だが目印を隠すように雑草が生い茂っているので、間違えて苗木を切らないように、慎重に草刈りをしなくてはならない。
草むしり程度しか経験のない私にとっては大変難しい作業で、鎌を持つ手に余計な力が入ってしまう。見ていられなかったのか、地元の方が「鎌は地面と平行に滑らせるように」「左手は膝に置いて中腰に」とコツを伝授してくださった。参加者の皆さんも、真剣な面持ちで黙々と作業に取り組んでいた。
刈られた草は土に吸収され、栄養分となって苗木の成長を助けるという。ブナ林が形成されるまでには40年から50年はかかるのだとか。そのほんの一瞬にすぎない下刈り作業だったが、少しでも森林を作る手助けができたことが、嬉しかった。


●木を育て森を育む間伐作業

下刈りを終えたところで、ヤマハンノキの間伐作業へと向かう。
現場での説明を食い入るように聞き、手動のノコギリを手に作業に向かう参加者たち。正直、かなり本格的な作業に取り組むことに驚きを感じた。
立ち並ぶヤマハンノキの木々は、直径で15センチ前後はあるだろうか。2メートル間隔ぐらいになるように間伐を行なうという。

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ノコギリを使って慎重に受け口、追い口を作っていく

まずは間伐する木を定め、その木が倒れる場所が確認できるように目印のポールを立てる。そして、目印に向かって左右にある木と伐採する木をロープで繋ぐ。コントロールロープといい、木が倒れる位置がずれないように調整するためだ。
そしていよいよ伐木作業だ。まずは、倒木の目印に向かって正面になる位置の根本近くに「受け口」をつくる。ノコギリで地面と水平に切り込みを入れ、その斜め上から、45度ぐらいの角度になるよう切り込みを入れる。これを「斜め切り」というそうだ。次に、受け口の反対側から受け口に向かって地面と水平に切り込みを入れていく。受け口まで3分の2ぐらいまで切り込みを入れ「追い口」ができると、「倒すぞ〜!」という大声が響き渡る。その合図でさらに深く切り込みを入れていくと、ミシミシと音を立て、ヤマハンノキが勢いよく倒れる。目印の方向へピタリと木が倒れた瞬間、思わず歓声が上がった。

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倒した木をさらに分割。両方から少し木を浮かすことでノコギリで切りやすくなる

間伐された木は効率よく土の栄養分になるよう、枝を切り落とし、幹は2メートルの長さに切り分け、一ヶ所にまとめその場に置いていく。
ここまでが一連の流れ。行程ごとに説明を受けながら、その都度安全を確認し、慎重に作業を進めるため、とても時間がかかってしまったが、チームワークが重要な、危険度の高い作業であることを実感した。

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切り分けられた木を運ぶのためにロープを使う。巻き方にコツがいる

混み合った木々を適度に間伐することで、太陽の光を充分に取り入れ、木の成長を促すことができる。生活に木材を取り入れて生きている私たちにとって、木を育てることは、森林と共存していくための大事な仕事だ。そんな、森を荒廃させないための重要な作業に関われた喜びを肌で感じた。

(スタッフ・マサ)

 

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