◆OL時代
◆暗闇からの光
◆アロマの勉強を始めて
◆新潟中越地震
◆忘れられない出来事
◆本当にやりたいこと
◆心から楽しむことの
大切さ

◆輝いている未来の自分を思い描いて

ラベンダー
アロマテラピスト。短期大学卒業後、3年半OLとして勤務。退職後、アロマテラピストの勉強を始め、平成17年からアロマショップに勤務し、その後、資格を取得する。
「ラベンダー」は、リラックスの精油の王様といわれる、誰でも親しみやすい香り。「ラベンダー」のようにたくさんの人を癒してあげたいという願いを、ペンネームに。夢は、多くの人にアロマテラピーをとおして、前向きな人生を送るお手伝いをすること。 現在夢に向かって、技術の向上に励んでいる。

◆生き方ファイル
スペシャル

ドリーム カムズ トゥルー 〜アロマテラピスト・ラベンダーの天職との出合い〜

勇気を出して一歩を踏み出したその先には、自分がほんとうにやりたいことが待っていた――。
アロマテラピーとして現在修行中のラベンダーさん。
天職だと言うこの仕事との出合いから、また新たな夢を叶えるために歩き続けるその思いを綴ります。

忘れられない出来事

新潟中越地震のボランティアに参加した日の夜の出来事は、私にとって一生忘れられないものとなりました。
それは、入浴のために銭湯へ行き、湯船に浸かっていたときのことでした。60歳ぐらいの年配の女性から、「どこから来たの?」と声をかけられたのです。笑顔の優しいその女性は、地震で被災された方でしたが、初めて会った私に、これまでのご苦労などを話してくださいました。

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「地震が起きた頃は、ショックで誰とも話せなかったの。ようやく、こうして話せるようになったのよ。この手、見て。荒れてるでしょ。なかなか治らないのよね。」
そう話しながら、赤く腫れた両手を見せてくださいました。そっとその手を触らせてもらうと、手の甲・ひら・指のすべてがタコのように硬くなり、まるで女性の手とは思えない程痛々しい状態でした。
私は、実習で作ったクリームを持ってきたことを思い出し、いてもたってもいられず、お風呂から上がって手を見つめているその女性に、「これ、私が作ったクリームですけど、良かったら使って下さい!」と、勇気を出して手渡しました。
その女性は、「家の中はまだ地震が起きたときのままで、ハンドクリームがどこにあるのかわからなくて困っていたのよ。本当にいいの?ありがとう、嬉しいわ!」と、喜んで受け取ってくれました。
<たとえ少しでも、役に立てたかもしれない>
そう思えた私は、涙が出るほど嬉さがこみ上げてきました。その喜びを休憩室にいた友人に伝えていると、その女性がやってきて、少し離れた場所に座り、手にクリームを塗りながら、私に向かって笑顔で手を振ってくれたのです。
その笑顔がとっても優しくて可愛らしくて、目にやきついて、今でも忘れることができません。私もとびっきりの笑顔で一生懸命に手を振りました。
まさか自分で作ったクリームが、このような形で人に喜んでもらえるなんて……。
ボランティアから戻ってからも、「今頃、クリームを使ってくれているかな」と思うたびに、嬉しさが込み上げてきました。
ボランティアに参加しなければ、アロマと出合わなければ、こんな思いを感じることもできなかったと思います。そして、アロマは人を癒すだけでなく、人と人とを結びつけてくれる力があることを知りました。これからも、より一層アロマがたくさんの人に喜ばれるものになるように、もっともっと勉強して広めていきたいと強く決心したのです。

 

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