◆きっかけ ◆出発 ◆初めてのお産 ◆言葉の壁とマッサージ効果 ◆ヨルダン名所めぐり ◆平和への願い
◆生き方ファイル スペシャル
国際ボランティアを夢見て助産師になった上重江里さん。 国や民族の違いを超えた、たくさんの新しいいのちとの出会いを綴ります。
ワディ ラム。砂漠と岩山が続きます。 いくら歩いてもなかな か岩山にたどり着かない。 近くに見えて、実際はかなり遠い。
私を癒してくれたヨルダンの名所を紹介します。 ヨルダン南部にある世界遺産の「ぺトラ」は、言葉にできない感動がありました。古代のナバティア人が岩をくりぬいて造った建築物。そしてと水路がある町並みから、豊かな生活がうかがえます。岩には模様があり、朝日が昇るとピンク色に輝きます。 唯一、紅海とつながった港の「アカバ」は、対岸にイスラエル、その隣にはエジプトが見え、サウジアラビアの国境がすぐそこにある重要な貿易港です。日本のように海に囲まれた国とは違い、貴重な海の資源を国同士が分け合っているかのようでした。緑も多く、美しい紅海に面し、過ごしやすい街だと思いましたが、夏には摂氏50度を超えるとか。 映画『アラビアのロレンス』の舞台となった「ワディラム」は、友人に勧められるままに訪れてみました。 ヨルダンの原住民ベトウィンの案内で砂漠と岩山を進みました。そこで見た、想像を絶する砂漠の風景と満天の星空の世界に、すっかり魅了されてしまいました。その日はベトウィンのテントで1泊し、夕食も彼らの食事を一緒に食べさせてもらい、とても貴重な体験をしました。
ペトラ。ナバティア人が岩山を削って造ったと言われる。 その壮大さに圧倒されました。 写真:By Nire Kagaya
それから、地球上で最も水面が低いことで有名な「死海」にも訪れ、水面に浮かんでみました。しばらく水の中に入っていると、高濃度の塩分のせいで全身の毛穴がヒリヒリして、漬物になりそうでした。 最後に、私にとっての一番の名所を紹介します。それは、お世話になったフォコラーレメンバーのサウサン宅と、仲良くしてもらった病棟師長マーヤの家です。ヨルダンの料理を教えてもらったり、子供たちと遊び、人と触れ合う時間が持てたことは、孤独感から開放されるあったかい時間でした。受け入れてもらえた喜びは本当に忘れることができません。
サウサンの家で。 いつもいろんなことを受け入れてくれた人。 明るく優しい人柄に、いつもいろんな人が集まってきていた。
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