◆いざ、インドへ! ◆路上の人々 ◆孤児の家“シシュ・バワン” ◆死を待つ人の家“ニールマル・ヒルダイ” ◆ホームステイ ◆心清らかに〜祈りを通して〜
◆生き方ファイル スペシャル
ボランティアに生きがいを見い出し、国際協力活動にまい進する藤井たか子さん。 いのちの灯を見つめ続けるその瞳は、何を思うのでしょうか。
ホームステイ先。パンケーキで誕生日を祝ってもらった。
最初の1カ月間は、インド人の家でホームステイをしました。お父さん、お母さん、娘さんの3人暮らしのお宅にお世話になりました。お父さんは70歳で、現在無職ですが以前は日本語ガイドの仕事に就いていたため、日本語がペラペラでした。お母さんは料理上手。娘さんは17歳の学生でした。
ジャイプールにて。化粧をほどこされた象のタクシー
ホームステイで一番苦労したのは食事でした。インド人はよく食べます。朝から食パン4枚をペロリと食べてしまうのには驚きました。昼食、夕食はくる日もくる日もカレーでした。日本のカレーとは全然違います。日本のようにトロっとしていません。外で食べるカレーはスープのようにサラサラしています。逆に家庭でつくるカレーは水分がなく、野菜やチキン、たまごなどをカレー粉で炒めたようなものです。それが毎回てんこ盛りで出てくるのです。たまごカレーの日は、1日に5つもたまごを食べました。コレステロールがたまる……と心配しつつも、私のために盛られたカレーを見ると、食べないわけにはいきません。デザートのオレンジやバナナは「あとで食べる」と言って部屋に持っていき、外出時に路上生活者にあげたこともありました。
ホームステイ先の娘さんと サリー姿でツーショット
インドでホームステイを受け入れる家庭は、中流から上流階級の家庭なので、私がお世話になった家にもメイドさんがいました。ステイ先の娘さんと同年の女の子が1日に3回、洗濯やそうじ、食器洗いに通っていました。彼女は学校に行っていたそうですが、妹を学校に行かせるため、自分は学校をやめて働いていました。その一方で、ステイ先の娘さんは、塾に通い、さらに家庭教師もついていました。これが貧富の差です。インドではあからさまに貧富の差を目にします。ステイ先の娘さんが、貧しい人々の心の痛みを少しでも感じられる青年になってほしいと願わずにはいられませんでした。
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