女の生き方ファイル

シンボル・オブ・ピース!

伊藤 桂子 27歳

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私の心から決して消え去ることのないこの言葉は、まさに一期一会のかけがえのない出会いの中で生まれました。
その出会いは、8年前にさかのぼります。当時、大学2年生だった私は、立正佼成会が実施する「RKKグローバルボランティアズ」の一員として、まだ知り合って間もない夫とともに、アフリカ支援活動の一環であるエチオピアの植林活動に従事しました。

ギジェットという村を訪ねたとき、私たちは一人のおばあさんに出会いました。長い間、内戦と干ばつで苦しんできたエチオピア。感激に身を震わせて歓迎してくれたおばあさんは、こう語られました。「こうして人種の異なった者同士がお話できるということだけでも、この村に平和が訪れたのです。シンボル・オブ・ピース! あなた方は平和のシンボル(象徴)なんですよ」
自分の存在の尊さ。私たちがそこにいるだけで実は大きなメッセージを持っている! 誰もが“平和のシンボル”になれるということを、そのおばあさんは教えてくれたのです。

ベランダから夫を見送るとき。もうすぐ3歳になる娘がおいしそうに食事する姿。親子3人で並んで眠るとき。体重が500グラム減ったとき。どんなに小さなことでも、毎日の中に幸せがいっぱいある。そして、それは確実に増えていく。一人では得られない、結婚したからこそ、子どもを授かったからこそ得られる幸せ。喜びは3倍になる。つらいことも3倍になるかといえばそうではない。家族という幸せにどっぷりつかっています。

それでも、ときには一人になりたいと思うことがあります。洗濯、育児、夕食の準備、後片付け……気づくとあっという間の一日。よい妻、よい母でいられずに、目の前の家族に心をぶつけてしまうこともあります。そんな私に、ある時、娘がこう言いました。「みんな友だち。みんな一緒。みんな大好き」。こんなに小さな子どもでも、争いを好まず、平和を願う心を持っています。私が、今こうしてここにいられる幸せ。本当の幸せは、感謝なくしてはあり得ないのです。
「平和の心を育み、世界の人と手をつなぎ、互いに別の場所や国で生活しながらも、つながっていたい」。その願いは、もう私一人の願いではないようです。私たち家族の合い言葉、それは……。『シンボル・オブ・ピース!』

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