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嫌な事があれば強く切って、血が流れる。止まらない血を見て涙を流している毎日。学校では傷を隠していたけど、ある人にはすぐにばれた。先生。大好きな先生。先生は心配してくれて自宅に呼んでくれた。
傷を見せて、私は「怖くないよ。痛くないから」、そんなこと言ってた。目の前で切って見せた。力を込めて、いっぱい血が出た。「ほら、私って死ねないの。死にたいのに、死ねない」。先生も腕を切った。「ほら。俺もだよ。死ねない」って言った。
先生は私の右腕を両手で力強く握って、血を止めようとした。泣いてた。先生も私も。身体が震えてた。そしたら痛みが一気に出て声すら出せなくて。
先生は抱きしめてくれて「いいんだよ。いいんだよ。全部わかるから」って言ってた。
身体の震えは止まることを知らないのか、1時間、2時間、3時間。。。
何か言おうとして心に尋ね出した答えはかすれ、そのかすれ声さえも震える身体が止めてしまい、言葉を発する事もできず、ただただ先生の腕の中で震えるだけでした。
私の傷を手当てしながら先生は、「一人は幸せなんだよ。みんな一人だし、その一人が幸せであって辛くもあるから。それを自分の行動でどう動くかが決め手だよ」、そういってまた抱きしめてくれた。

傷痕だけはまだ消えません。もちろん先生も。ただそれを見るたびに私の気持ちを身体で受け止めてくれた人がいることを思い出して傷が痛みます。先生と会うたびに傷を見せ合って「ほら。おんなじ傷だよ」って先生は私に言ってくれる。
何を言いたいのかはちゃんとわかるけど、自傷行為という、傷痕が残る行為に先生を巻き込んでしまったという後悔もあり、なんだかやるせない気分です。今は友達も家族も先生も全ての人と仲良くなる事ができるようになりました。
みんな一人。だけどそれは変えようのない事実であって、自分自身の幸せや悲しみを作るために人は人を求める。そうする事で幸せも悲しみも両方がバランスよくつり合い、人は生きていける。そう教えてくれた先生に私は感謝します。自傷行為という闇から私を救ってくれた先生。ありがとう。 |